街路灯の煉獄で〜my bloody valentine〜

妄想に撃ち抜かれる脆き日常

衝動を飼い殺しにして

この先どう生きるのかな?

朔ユキ蔵『少女、ギターを弾く』より〜

 オタクっつうのはな人間やないんや。オタクは勿論、少数民族とか被抑圧者なわけやが、一般的にそこにはちょっとネガティヴなイメージがある。世界は物質文化を軸に均一化に向かってきたわけやけど、もしそうしたオタク達までがその流れの中で均一化されてしまえば、逆に世界は終ってしまうんじゃないかとすら思う。そこに奴らという壁があって初めて俺たち一般人の姿が見えるわけやしな。まぁ、そういう意味で言えばな、神職者やとか、西欧奴隷やとか、そういった性的嗜好によって切り分けられ、均一化していくオタクっつうのはセカイを滅ぼす尖兵、リヴィングデッドというわけや。俺たち一般人が、愚弄し迫害し続けた罪と罰。オタクに擬似的に侵攻することで逆に侵攻されとるちゅうわけや。
 オタクはベトナム帰還兵となんら変わることがない、という言及がある。ベトナムでさんざっぱら殺戮に勤しんだ兵士達が、帰国後も戦場のトラウマで正常な生活を送れないのと同じで、ある世代におけるアメリカ人にとってのベトナム戦争と、俺達の世代におけるオタク文化という通過儀礼は、生き難さを植え付けられたという意味で同義、ということらしいんや。ま、んなわけないわな。そんな生易しいもんやないで、あの移動式地獄は……!リヴィンデッド言うたやろが!こんの田吾作が!!!!オタクの場合――その奇形的な生き難さが伝播してしまうんや。その意味で奴らはずっと戦場にいる。奴らほど死刑を好む民族はいまい。(ここらへんは俺はよう知らんのやが)ガンダムXを銃殺刑にし、ホワイトアルバムを絞首刑にし、YAWARAを断頭台に立たせ、こんどはひぐらしを堵殺する算段を立てはじめとる。オタクにとっての現代社会は、エンドレスワルツ―ひゃひゃ、終わりのない戦争に過ぎんのや。捕虜を容認せず、負傷者に止めを刺し、死肉を貪りあう闘争。人間やない故に、その虚構らしさがあたりまえになっとるんやな。おっと、これまた擬似エッセンシャルに言い切ってしまったな!!ひゃひゃひゃ!!!(白痴の様で哄笑)
 これからもオタクはさまざまな手管で以って一般に侵攻してくる。話題性という迷彩を施した、永遠の孤独という手流弾と、永遠の壁という塹壕を武器にな。一般はその鬼子の孤絶を理解できへんから怖い。対象に共感できへんとき、畏怖を感じたとき人は分析を始めるやろ。一般は畏怖を分析する。一般はフォーマットを作る。…そんで最後にはレプリカを偽造しちまうんや!人間は!

げんしけん電車男?は。何言ってんの?

 似非の壁を作ることで、その壁が後退したような、孤絶という毒の原液を薄めたような錯覚を得るかもしれへん。それはそれは快感やろうよ。やけどな!!(鬼の形相で)……どれだけ原液を他の溶液で薄めようとも……その初源は決して消え去ることないんや……!!!そう……むしろ実存のレベルでは壁は膨脹しとるわけやな……。なぁ…レプリカが新たな壁を作るやなんて、考えたことがあるか?孤絶の障壁を易々とすり抜けてみせて、オタクと同じ話題で、飼い犬に服従を要求する程度の気安さで話しかけることが、新しい壁を作りだすなんてことを……考えたこと、ありますかぁぁぁ?マイノリティを理解してみせて、自らの無辜を主張することに必死ですかぁぁぁ?手前ら似非オタクになりたがる一般人どもが始末に負えねえのは………その操作にある程度自覚的なことだ!!俺は今日もサーフィンをした。女の膣に射精した。オレンジレンジを聴いた。それがどういうことを意味するか…もう一度考えろや!!腐れチンポどもめが!!!
 あ!(何かを受信した気狂いアラブ人、といった様相で)おやおやぁ、どうにも今日は不愉快な感じになってしまったなぁ(^^;やだぁ、全然違うんや(^^)オレンジレンジ聴いて、今日も幸せに過ごしたさかいな!今日は一日中ちんぽまみれだったわけで(^^)ちょっと怒ったふりして構ってもらいたかっただけやないかぁ(核爆)サーフィンで倦み疲れてしまった反動っていうかな(笑)ホンマホンマ〜。ビバ☆ロック(爆笑)